以前に「ペンデュラムを使って迷子の猫ちゃんを探したところ、数日後に見つかった」というお話を書かせていただいたのですが、思いのほか多くの反響をいただき、今でもたくさんの方に読んでいただいているようです。

ありがたいことに「うちの子も探してもらえませんか?」というお声もいただいたのですが、申し訳ありませんが、今はペットの迷子探しのご依頼は受け付けておりません。
「ご自身でできるように教えてもらえませんか?」というご相談もありますが、実は迷子捜索が出来るようになるには、アニマルコミュニケーションやリーディング・チャネリングといったスキルの習得も必要で、すぐに実践というわけにはいかないのです。
もちろん、ペンデュラムだけでもある程度感覚を掴めるようになる方もいらっしゃいます。ただ、自分の感覚として自由に使えるようになるには、少し時間と練習が必要になります。
🐾迷子のわんちゃん・猫ちゃんの気持ちって?
さて、今回は迷子の動物たちの“こころ”について、少しお話させていただきたいと思います。
「迷子」といっても、いくつかのパターンがあります。
たとえば――
・お出かけ中、ちょっとしたはずみで走り出してしまったケース
・あるいは、自分の意思でおうちを出てしまったケース
特に保護犬・保護猫ちゃんの場合、一度「外の世界」を経験しているので、外に出られるチャンスがあると開放感を思い出し、ふらっと冒険に出かけてしまうことがあるんですね。
ただ、外の世界には厳しい季節や、食べ物に困ることもあります。
そうなると「やっぱりおうちが恋しい」と思って戻ってこようとする子もいます。
遠くの場所でいなくなった犬や猫も帰巣本能がありますので、「帰ろう」と思えば帰れる力はあるんです。
実際、映画やドキュメンタリーで日本列島や大陸を横断して飼い主さんの元に戻ってきた犬の話、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
猫ちゃんも、たとえば隣町くらいの距離なら、帰ってきた例が私のクライアントさんの例でもいくつかあります。
🕊早めの行動と、心の波動がカギ
もともと一緒に暮らしていた子たちは、お家からいなくなった場合、人に連れて行かれたなどのトラブルがなければ、すぐに帰ってくることもあります。
でも、数日以上経つと、野良としての生活に適応しはじめてしまうので、早めに行動することがとても大切になります。
ここでひとつ、大切なポイントを。
「すぐに帰ってこない」場合、そこには“帰りづらい理由”があることが多いんです。
飼い主さんの不安や苛立ちの気持ちは、そのままペットにも伝わってしまいます。
そして意外と多いのが、「迷子ではなく、家出」というケース。
・家の中の人間関係がギスギスしている
・同居の他の動物と相性が悪い
・飼い主さんが忙しすぎてかまってくれない
・自分の要望を聞き入れてくれない
そんな中で、「ちょっと距離を置きたくなっちゃった…」と外へ出てしまう子たちも、実は少なくありません。
🪞ペットはあなたの鏡
動物たちは、飼い主さんの心の状態をよく映し出す“鏡”のような存在です。
だからこそ、もし心当たりがあるようなら、まずはご自身の環境や気持ちを見直してみてください。
そうすれば、離れているペットさんも、「あ、変わったんだ」とキャッチしてくれます。
ぜひこんな風に、心を込めて声をかけてみてくださいね。
「大丈夫だよ。いつでも冒険から帰ってきてね。ずっと待ってるからね。」
そう話しかけながら、「あなたと私はいつでも繋がっているよ」と、心の中で帰ってくる道しるべをイメージしてみてください。
親子もそうであるように、どんなに離れていてもペットさんと飼い主さんはエネルギーで繋がっているんですよ。
🌈奇跡はある
実際、遠くに出かけていて音に驚いて逃げてしまった猫ちゃんが、半年〜一年が経ち、毛がボサボサになってふらっと帰ってきたというケースもあるんです。
大切なペットが突然いなくなるという出来事は、本当に心を痛めるものです。
無事に帰ってきてくれたら、それはもう言葉にならないほど嬉しいこと。
でも、残念ながらそうならないこともあります。
それでも、動物たちもそれぞれに使命や目的をもってこの世に生まれてきています。
もし長年見つからなかった挙句、他の方に飼われていたとしても――
「それもこの子の役目だったのね」
そう受け止められる、しなやかな心を持っていたいと私は思います。