「家族」って、ありがたくて、ちょっと厄介。
家族って、本当に不思議な存在ですよね。
血がつながっていたり、結婚を通してつながったり、さまざまな形はありますが、やはり「同じような学びのプログラム」を持って生まれてきているんだなと思えることがあります。
性格も価値観もバラバラなのに、なぜかぶつかりながらも一緒にいる。
それは、きっと互いに学び合い、助け合い、成長していくためのご縁なのでしょう。
近い関係ほど、難しい
けれど、そうは言っても、近しい関係ほど摩擦が起きやすいのも事実です。
たとえば、嫁姑問題。
私も姑と同居していますが、暮らし始めの頃は本当に大変でした。😂
年齢的なこともあり、今は認知症も進んで、まるで別人のように感じることさえあります。
兄弟姉妹との関係もまた、複雑です。
私には妹がいますが、性格は正反対で、ぶつかることもしばしばありました。😞
それでも、きっとこの妹との付き合いが、人生で一番長く続く関係になるのだろうと思うと、不思議と大切に思えてくるのです。
今は実家の母の介護を前にして、妹とはなるべく良い関係を保ちながら、協力していけたらと願っています。🙏
家族だからこそ、距離が取れない
私のセッションでも、もっとも多いのが「身近な人間関係」のご相談です。
家族との関係がうまくいかないことで、心にストレスが溜まり、エネルギーが滞り、前向きになれない。
気持ちが重くなると、体調や状況にも影響が出てくる方も少なくありません。
他人であれば、ある程度の距離をとることもできますが、家族はそうはいきません。
毎日顔を合わせる関係だったり、人生に深く関わっていたり…。
逃げることができないからこそ、つい「やっかいだな…」と思ってしまうのですよね。
それでも、家族との関係をあたためたい
私自身が家族との間で気づけたこと。
それは、「身近な人との関係ほど、自分の心のあり方が大きく関係する」ということです。
自分が落ち着いているときは、相手の言葉や態度にも、少し余裕を持って対応できる。
逆に、こちらが疲れているときは、些細なひと言にイラッとしたり、必要以上に反応してしまうこともあります。
だからこそ、まずは自分の心を整えることが大切。✨
そして、相手との違いを理解し、「わかり合えないことがあってもいい」と思えたとき、関係が少しずつやわらかくなっていきます。
ここで思い出してほしい、3つの大切な考え方があります。
1. イヤな出来事は、なるべく早めに忘れること。
思い返すたびに心がざわついてしまうのなら、その感情をそっと手放してみてください。
無理に「許す」必要はありません。ただ「思い出さない」ことから始めると、気持ちは少し楽になります。
2. 「人は一人ひとり違う」ことを、心から理解する。
性格も考え方も、歩んできた人生も違うのだから、分かり合えないことがあるのは当たり前。
相手を「理解できない」と感じたとき、それは「わからなくて当然のこと」と受け止めてみるのもひとつの手です。
3. それでも話し合うことをあきらめない。
たとえ相いれない部分があったとしても、お互いの思いを丁寧に聞くこと。
真正面からではなく、斜めの角度からでも、やわらかく話し合うことで、少しずつ距離が近づくこともあります。
家族の関係がうまくいくと、人生全体がぐっと軽やかになります。
悩みがあるときは、「これはきっと、学びの時間なんだ」と思って、深呼吸してみてくださいね。
同じように悩んでいる人が、あなたのまわりにも、きっとたくさんいます。
一人じゃないと思えるだけでも、少し心がほどけていくものです。💗